イギリス行きたいヤーハです。
・わかりやすく、綺麗に進化したポケモンをプレイしたい人におすすめ
・Switchのグラフィックを活かし、まっすぐにポケモンを描いた作品
先にバイオレットをプレイしちゃったので、どうしてもそれとクラベルような先入観があります、ご注意ください。
プレイ時間は60時間ぐらい(殿堂入りまで)。速い人だと10時間とかなのかな? じっくりプレイするから他の人のことは分かんねぇです。
あ、対戦はやらないクチです。育成はします。
一応ストーリーのネタバレ(伝説のポケモン関連)注意です。
発売・配信日 | 2019/11/15(本編) 2020/6/17(鎧の孤島) 2020/10/23(冠の雪原) |
発売 | (株)ポケモン |
販売 | 任天堂(株) |
制作 | 大森滋(ディレクター)/(株)ゲームフリーク |
ジャンル | RPG |
対応ハード | Nintendo Switch |
良かったところ
「ポケモンシリーズ」としての進化
初のオープンワールド!ワイルドエリアという一部分だけではあるものの、従来のシリーズから大きな進化を遂げています。従来の流れ(ジムの順番が決まってて、最後はチャンピオンとバトル!)を色濃く残しつつも、新しい出会い方を提示してくれている。
シンボルエンカウントも、ピカブイに比べれば自然になってましたし、素直な進化を感じました。
ワイルドエリアの出現に伴って、今まででは考えにくかった進行度に見合わないつよつよ高レベポケモンを拝めるようになりました。理不尽さをも感じるこのデザインは、野生ポケモンの危険さと冒険への好奇心をくすぐる良質なものだと感じました。
マックスレイドバトルも今作の目玉の一つ。対戦一辺倒だった対人プレイに、協力の概念が生まれたのはいい流れなのではないでしょうか。SVにも続投されましたし(私はオンラインやらないのでローカルでの話ですが)。
捕獲時のボールの揺れも今作ぐらいの方が好み。SVだとめっちゃ速くなってましたが、程よいドキドキを感じられるのはこれぐらいのスピードな気がする。
新要素はもちろん、今までのポケモンシリーズとしての楽しみも充実。いつも通りのやり込める具合です。図鑑埋め、バトルタワー、あかし集め、ランクバトルなどなど。
図鑑埋めで思い出しましたが、リストラやら内定やらが話題になってましたね。私はというと、リアルタイムでやってなかった、過去作からの移動もなし、明確な推しの子もいないという状況で、「ほぉ〜ん」ぐらいの感想でした。
まあ英断だったのかな〜と思います、関係ないからそう思うだけかもしれませんが。図鑑埋め1000匹!とかはいくらファンでもやってられませんし。400匹でもそこそこ大変よ?
話が逸れました。
あとは、自転車の乗り降りが切り替わっても固定されるとか、音系の調整ができる(やや大味)とか、進化モーションが短くなったとか、細かな改良も好印象。(個人的にはBWとかのちょっと点滅してるやつが好き。世代なもんで…)
起動が早い、気がします。検証とかは全然してない。現代人はせっかちですから、こういうところも大事。
デザイン
今作で特に気に入ったのが、ココ。
街並みがとても素敵。ポケモンシリーズの中でも群を抜いて美しいと感じました。




街絡みで、英語での都市名が実在の都市名をもじったものになっていて面白いというのも書いときましょう。Wyndon(シュートシティ)/London、Circhester(キルクスタウン)/Manchesterとかとか。
キャラクターデザインもまた魅力的。ライバルキャラが増えたり、いっぱい喋ったりするとストーリーに厚みが出て、ワクワクするところが多くなりました。バトル中のセリフ(急所とか弱点とか)も今作からの仕様で、キャラの個性のおかげで飽きがきません。投球フォームとかも「この人らしいなぁ」ってなる。
リーグカードもめっちゃ良いシステムです(断言)。プレイヤーが写真で遊べるのもですが、ライバルやジムリーダーたちのリーグカードをもらえるのが良かった。おしゃれだし、各々の性格が出て読むのも楽しい、ニマニマしてしまいます。
モブのバトル入る前のワンモーションが凝ってて、小ネタすきすきマンとしては感じいるものがあります。

一番怖いモブことおまわりさん、イかれてそうなげいじゅつかより怖いまである。警察としては正解かもしれん。


ストーリー
今作のストーリーは「いっぱい寄り道できる一本道」(比喩的にも地理的にも)で、わかりやすくプレイしやすいのはよかったんじゃないでしょうか。次が見えやすいのは進める負担を減らしてくれます。
SVは自由すぎて逆にやりにくい、みたいのはどっかで見た。哀しき現代人よ
ザシアン・ザマゼンタとムゲンダイナ関連の流れも好みのものでした。ザシザマより先にムゲンダイナを捕獲するとか、ムゲンダイナ戦が二連戦とか。
ザシザマ捕まえるのも、マスボぽい!ゲット!イェイ!じゃなくて、ミニストーリーがあったのちに正々堂々対峙するという展開で良かった。佳です。ホップが捕まえてくれて嬉しい。
ムゲンダイナのデザインもポケモンぽくなくて好きです。
その他
わけのわからないフェアリーバアさんことポプラさんにめっちゃ騙されたぞい。「みえすいたお世辞は 気に入らないね」とか言うと思って… 直前の色の質問で引っ掛けてきたし!全問正解だとホップくん!?
図鑑説明もお気に入り。ちょっとテイストが違うような、なんかクスッと笑えるのが多い。




気になったところ
「ポケモンシリーズ」ゆえの…
長所をひっくり返した感じにはなりますが、目新しさには欠けるかも。もちろん新要素は色々とありますが、良くも悪くも「ポケットモンスター」シリーズの枠の中のイメージ。図鑑埋めて、チャンピオンになるために旅して、伝説のポケモン捕まえて… 。
この枠を超えると「ポケモンシリーズ」としては大きな変革を余儀なくされるでしょうから、難しいところでもあります。
かれこれ30年もやってりゃ同じ感じにはなりますし、この調子で続けるといずれ必ず飽きられるでしょうね。
と思っていたところにSVよ!変革を肌で感じましたね。Legendsシリーズも、従来のシリーズと違うことができるという意味でとてもいい挑戦・作品だと思います。
レイド関連
今作で穴があるとしたらここでしょうね。特に感じた問題は、
・再出現させるのが面倒
同時に出る光の柱は全部で8本なんですが、それらを全部クリアしないと、新たに現れません。連続で遊びたい時にこの仕様が邪魔しやがります。
日付が変わると柱の中身と位置が変更されますが、柱の数は変わらんのでリセットするには結局全部倒さないとダメ。探さなきゃならんのでシンプルに面倒。
・一回入ると逃げられない
間違って入ると時間取られて厄介でした。せめてソロプレイの時だけでも逃げられるようにして欲しかった(マルチで逃げられるのは問題でしょうから)。
・脆弱なNPC
というか「4回ひんしでGAMEOVER」の縛りが問題です。選出がランダムなのもめんどくささアップの要因です。ミミッキュレイドにかくとう・ノーマル技だけのナゲキ連れてきたNPCにはキレそうになった。初代のカイロスかよ。
ってとこです。
レイドは(特にネットで)あれやこれや言われていた模様。ソロではちとムズい→じゃあマルチに→地雷プレイヤー&ゲストの捕獲率大幅ダウン→やる気も激ダウン、みたいな流れらしいです。
発売から時間が経ってた、ローカルでしかやらなかった私は言われていたほどストレスは感じませんでしたが、100%快適でもなかったので、仕方ない評価でしょう。
操作性・その他
カメラの自由度が低い…とか思ってしまう。バイオレットと比べると思ったより動かん!みたいな。ワイルドエリアだと上下のカメラ移動がほぼできません。もうちょっとカメラを上方向に動かせるように(見下ろせるように)して欲しかった。技術の問題?
バイオレットもそうでしたが、オープンワールドにはやっぱりミニマップが欲しくなります。マップ覚えるのもポケモンぽくて醍醐味っちゃ醍醐味ですけど、方向音痴にはキツい。

縦長マップ、というよりマップのカーソル移動がほんの少しだけ煩わしい。0.1イラポイントぐらい。大した時間はかかりませんけど、ちょっと遅い。
預け屋で連打してると、うっかり両方受け取っちゃうのなんとかしてほしかった。大した金額ではないが、地味〜にお金かかっちゃうし。
水上移動が遅い。地上と同じなら同じで「物理演算が〜」とか文句言われそうですけど。スクワットしましょう。サメハダーは許さん。
ボックスで回復しなくなりました。よね?ポケセンを使えという圧を感じる。
総評
レイドバトルの問題点が多少目立つものの、初のSwitchでの本編シリーズということで、順当に進化したポケモンたちと遊べて満足です。「Switchだけ持っててポケモンやったことない」みたいな人に結構おすすめの作品です。手軽に楽しめると思います。
ちなみに一番好きな曲は「決戦!ホップ」です。彼の誠実さと爽やかさを思わせる清々しいメロディと、決戦への覚悟が滲む情熱的なサビのベストマッチ…。This is very ホップ…。
ヤーハがお送りしました!
集中の森
・清涼湿原側の入り口の近く、橋が近くにある(1)
・清涼湿原側の入り口の橋を渡って行ったところにある(2)
・奥まったところ、固定シンボルのメラルバがいるところ、きのみの木がある(3)
・チャレンジビーチ側の入り口が近い(4)
・鍛錬平原側の入り口が近い(5-1,5-2)






ファイトケイブ
・清涼湿原側の入り口入ってすぐ(1)
・鍛錬平原側入り口付近(2)


慣らしの洞窟
・ストーリーで行ったところ、道なりに行けばわかる

闘心の洞窟
・一礼野原側の入り口を道なりに行って右手にある(1)
・(1)よりさらに奥に進んだところ、グソクムシャが出るところ(2)
・ダイマックス巣穴が三つある小部屋の手前、クリムガンが出るところ(3)
・円環の入り江側入り口近く(4)




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