ヤーハです。
・ポケモンの息遣いをリアルに感じたい人 アルセウスが好きな人におすすめ
・シリーズの流れを汲みつつもポケモンの新たな世界を切り拓いた作品
Switchで遊ぶポケモンはバイオレットにつづきこれが2作目です。
PVを見た時から「今までのとは全然違う!楽しそう!」と思っていたのでプレイできて満足。
プレイ時間は7-80時間ほど(裏ボスまで)。だいぶゆっくり進めてこんな感じです。サブ任務を全部クリアしてから次に進めるとこうなる。
発売日 | 2022/1/28 |
開発者(制作) | 岩尾和昌(ディレクター)/(株)ゲームフリーク |
発売 | (株)ポケモン |
販売 | 任天堂(株) |
ジャンル | アクションRPG |
対応機種 | Nintendo Switch |
楽しかったところ
表現の豊かさ
はじめに感じたのが、技のエフェクトの鮮明さ。Switchで遊べるポケモンはおおむね同じだろうが、戦闘中に動けることでじっくり観察することができて、技への理解が深まる。戦闘中にポケモンに近づきすぎると、怯んだり足を掬われたりするので技の威力も伝わってくる。今までになく技の、ひいてはポケモンそのもののリアリティを感じられる。あくうせつだんかっこよすぎだろ!
オヤブンも怖かった。デカさは強さなんやなぁ。「ポケモンは 怖い 生き物です!」と作中で言われていたように、平気で技を放ってくる野生ポケモンの怖さをひしひしと感じ取れた。油断しているとあっさり技をくらってしまうので、スリルがありプレイしていて楽しかった。
ワタルはあれ人に向けて撃ったんか…?
表情の豊かさも魅力のひとつ。ショウちゃんを見たいがために男主人公を選んだまである。今までのシリーズと比べても、表情がコロコロ動いて見ていて楽しかった。






アクション
ボール系が実質無限じゃん!とテンションが上がった。素材の入手が簡単かつ自分で2秒で作れるので、買うのと違って気兼ねなく投げまくれる。ポケモンだと思ってモンスターボール投げたこともしばしば(その場合ボールは消費される)。マスボがあったらエラいことになってたな。
図鑑タスクがあることから、従来シリーズより多めに消費されることは想定されていたのでしょう。
捕まえ方さえマスターすれば進行度に見合わないレベルのポケモンをゲットできる、というのもオープンワールド制ならではの魅力。めかくしだま+ヘビーボールとかでオヤブンをゲットすれば無双できちまうんだ!ただこれは、ヌルゲーになる要因でもあるので一長一短といったところ。
出現ポケモン
伝説・幻ポケモンがたくさんいたところ。永遠のポケモンキッズとしてはやはり嬉しい。
近年作品に比べると全体量は少なめだが、オリジンフォルムやラブトロスといった既存ポケモンへの掘り下げがあったり、幻のポケモン感が強かったシェイミやマナフィを捕まえられるのが個人的に嬉しかった。(可愛い面して敵意マシマシだったけど)
すごく主観的な話なんですが、私は「進化があるポケモンは自分で育てて進化させて図鑑を埋めたい」主義の人間でして、要はムクバードとかドータクンとかは野生で捕まえずに進化させたいわけです。
今作では進化の図鑑タスクがあることで、進化先のポケモンを野生で捕まえても、自分で育てて進化させても無駄にはならなくなりました。これは地味に嬉しい。やりたくない人はやらんでもいいし。
それから、進化方法の模索も、実地調査している感じが色濃く現れている感じがして面白かった。ヒスイポケモンは一捻りある子が多かったので、余計に。自力ではわからずに調べたのもいますが。
通常進化(レベルアップ) | 特殊進化 |
ジュナイパー | アヤシシ(技) |
バクフーン | バサギリ(どうぐ) |
ダイケンキ | ハリーマン(技) |
クレベース | ドレディア(どうぐ) |
ゾロアーク | ガチグマ(どうぐ+時間) |
ウォーグル | ヌメルゴン(天候) |
ウインディ(どうぐ) | |
イダイトウ(技) | |
マルマイン(どうぐ) | |
オオニューラ(どうぐ) |
ミカルゲくんはずっと悪いことしてるんだね…
ユラ…
その他
プレートを1枚1枚集めて、アルセウスという核心に徐々に近づくという構成に興奮しました。プレートが何なのかを知っているからこそのワクワク感。出会うのはだいぶ大変ですがね。
そもそも一番最初に「わたしはアルセウス」って正面から言われるしな。

ちょっとしたところですが、街がゲームの進行度に合わせて発展していくのが嬉しかった。
従来シリーズのいろんな場所を旅する形ではなくて、拠点制だからこそ実感できることですね。そこに具体的なゲーム性があるわけではないが、住宅が増えていくだけでも街づくりに貢献してる感が出て嬉しかった。
気になったところ
マップ
ミニマップは欲しかった。いちいちマップの画面にして確認しないと、広い世界ゆえに自分がどこにいるのかさっぱりわからなくなる。ボタンの割り当てもちょっと押しにくい−ボタンだし。

マップ間移動がやや面倒くさかった(黒曜の原野→純白の凍土とか)。一回一回ムラに帰らねばならない。欲を言えばもう少しシームレスに調査を続けたかった。技術の問題とかなんでしょうかね?
あと、すぐに野生ポケモンに見つかってしまうので、マップBGMはじっくり聞きにくい。ウォーグルさんを働かせ続ける必要がある。
ポケモンライド
イダイトウ以外のポケモンライド中でも、ボール投げができてよかったんじゃないか、という所感。採取がしにくかったり余計な戦闘に巻き込まれたりと、フィールド探索のテンポを悪くしている印象だった。
また、ポケモンライドが全体的に反応がゆっくりめで、操作性が良いとは言えない。すこぶる悪いわけでもないが、ときどきストレスを感じた。
特に違和感を覚えたのがオオニューラの操作性で、平地だと歩くのが遅いし、肝心の崖登りも、一見何もないことろで引っかかったりして、スムーズに登れないことも多かった。
能力がはっきり分かれているのは個性が出て良いことだと思うが、そのためにいちいちポケモンを切り替えるというのは、楽しさよりも煩わしさの方が勝る。調査へのやる気を多少なりとも削がれた感は否めない。
本気出してくれ、オオニューラ。
戦闘
リンチ!数の暴力という言葉はこのためにあった。避ける方法はあるが、それにしても厳しい。こちらは範囲攻撃も複数体同時出しもできないのに、全く容赦がない。野生の怖さってこういうことか。
一応トレーナー戦では主戦力以外はレベルが低かったりして、若干の配慮が見られるが、不利なことに変わりはない(ワサビ戦とか)。
MAXで5vs1はキチィよ…

小ネタ、隙を伺って背面取りをすればどれだけ囲まれていてもタイマンになる。おそらく。
その他
細かい点を二つほど。
エンディングを見返した際に飛ばせない・スクショできない(アートワークが見れない)こと。
村人のモク(住宅群の右から二列目、下の住宅)に話しかけることでいつでも見返すことができます。この方法自体はおしゃれでいいなと思ったんですが、見ている間何の反応も受け付けてくれない…。初回が飛ばせないならともかく、毎度これだとストレスを感じてしまいますね。まあたくさん見ることは想定されてないでしょうけど
もうひとつ、サブ任務の「海の伝説」について。幻のポケモンがゲットできるのは嬉しいが、ゲーム内の情報だけで解決できないのはいかがなものか。自力でたどり着くにはダイパリメイクの情報が必要で、結局ネットに頼ってしまった。自分で見つけたかったのになぁ。(ちなみにオリジナルのダイパには情報はなかった)
総評
ファン、いや、厄介オタクゆえの気になる点はあるものの、全体の出来に対しては大満足。今までのシリーズの流れを汲みつつも、ポケモンの新しい可能性がありありと示された作品だと感じました。やり込み要素もなかなか充実(図鑑タスク、ポエム集め、アンノーン、ともしび、夢天連戦…)しており、これからもしばらくはこの世界に浸れそう。
LEGENDS Z-Aにも期待が膨らみます。アニメのポケモンバトルそのまんまじゃん!という興奮と期待でドキドキ、発売まで待ちきれない。本作同様、ポケモンのさらなる可能性を切り開いてくれるのでしょう。
ノボリ…いやもう…!ノボリ…!
ヤーハがお送りしました!
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